JNDA2021年版P.288 2022年版P.98 J&V-Ma1 KM-Pn19 新貨条令制定に先んじて製作されたこの明治3年銘の旧十圓金貨の最大の特徴として通常の4年銘の29.42㎜に対して32㎜と大振りで製作された事である。又前回の当社セールで10円金貨明治4年銘の前期と未れる,縦ウロコタイプが900万円＋11％で落札された。そして当初,製造が予定されていなかったと見られる旧20円金貨も又縦ウロコである。これらの事象から現在我々が考える明治金貨最高峰のデザインは全て本品がプロトタイプとなっているといっても過言ではないだろう。この前後のロットと比較していただければご理解いただけるチャンスです。日本銀行と大英博物館を含む5枚の現存が確認されており、内1枚は香港で2021年4月にStack‘s Bowers Galleries社によるPinnacle Collection AuctionのLot50054にて同等品が手数料込みで660000USDにて落札された。国内のオークションでは初登場であるが、今まで貨幣カタログや専門誌などで古くから紹介されておりその存在はコレクターには有名ではないだろうか。本品はその写真などで紹介されていた現品である。有識者の参考資料と共に日本近代貨幣史の原点とも言える黎明期の幻の貨幣を是非どうぞ!!! ⓇⓇⓇ
見本打ち AU